第四十三段(名のみ立つ)
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〜 | 定家本 | … | 第四十三段 | ||||||||||
ほととぎすよ、お前が泣く里がたくさんあるから やっぱりお前が嫌になってしまうよ、恋しいと思ってはいるものの |
「死出」などという名が立つ「しでの田長」いやほととぎすは、今朝は悲しんで鳴いています 住処が多すぎると、嫌われましたので |
住処の多い「しでの田長」を、やっぱり頼りにしています 私の住む里に、絶えず声をかけてくれるなら |
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