第四十二段（誰が通ひ路）
　・・・阿波国文庫本
〜 定家本 … 第四十二段
　むかし、いろごのみとしるしるをんなをあいしりたりけり。にくうはたあらざりければ、しばしばいきけれど、なほいとうしろめたう、さりとて、いかではえあらざりけり。なほはたあらざりけるなかなりければ、ふつかみかばかり、さはることありて、いかで、かくなん。
　　いでてゆく あとだにいまだ かはかねば
　　　たがかよひぢと いまはなるらん
ものうたがはしさによめるなりけり。
　　　　　　 　　　　　　
　
私が家から出て行く、足跡だってまだ乾かないままだろうに

　　一体誰が通う道と、今はなっているのだろう　



語　句

現代語訳
原文のホーム
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送