第百十五段筑摩の祭
 ・・・阿波国文庫本

定家本 第百二十段
大島本 第百十七段

 むかし、をとこ、女のまだよへずとおぼえたるが、人の御もとにしのびてものきこえてのち、ほどへて、
  あふみなる つくまのまつり はやせなむ
   つれなき人の なべのかずみむ

       

   近江にある筑摩神社のお祭りを、早くしてもらいたいものです

      私には素知らぬ顔の、冷たいあなたが被る、鍋の数を見てみたいからです


語 句


現代語訳
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