【世経ず】　　男女関係を知らない。まだ、
　　　　　　　　男を知らないと思われていた
　　　　　　　　女。　　　　　　　　　　　　
【人の御もと】　高貴な身分の男。
【筑摩】　　　 滋賀県坂田郡米原町の筑摩神
　　　　　　　　社の例祭で、里の女が契りを
　　　　　　　　結んだ男の数だけ鍋をかぶっ
　　　　　　　　て参詣して、その鍋を奉納す
　　　　　　　　るという。日本の三大奇祭の
　　　　　　　　ひとつで、五月三日に数え年
　　　　　　　　八才の童女八名が、狩衣姿に
　　　　　　　　頭から鍋をかぶって渡御の列
　　　　　　　　に加わる。
【せなむ】　　 してほしい。
【つれなし】　素知らぬ顔をする。冷淡である。