第80段
(
おとろへたる家
)
・・・阿波国文庫本
〜
定家本
…
第80段
昔、家勢の衰えた家に、藤の花を植えていた人がいた。
藤の花が
、三月の末頃に
風流に咲いていた
。
雨が
シトシトと降っていたが、ある人の所に
歌を詠んで献上しよう
として詠んだ。
ぬれつゝぞしひて折りつる
ふぢのはな
春は
今日をしかぎりと
思へば
雨に濡れながら、
藤の花
を折りました
春は
今日が咲くのが最後だ
思っているので
これも前と同じ藤原基経のことだという。
原 文
解 説
ホームに戻る
SEO
掲示板
[PR]
爆速!無料ブログ
無料ホームページ開設
無料ライブ放送