第120段
(
つひにゆく道
)
・・・阿波国文庫本
〜
定家本
…
第125段
昔、男が、病気になって、もう死ぬのだろうと直感したので詠んだ、最後の歌。
つひにゆく道とはかねて聞きしかど
きのふけふとは思はざりしを
最後に行く道とは、かねがね聞いてはいたけれど
まさか昨日今日のこととは、思ってもいなかったよ
と詠んで、息絶えてしまいました。
原 文
解 説
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