第二十八段
(あふごかたみ)
むかし、色好みなりける女、出でていにければ、
などてかくあふごかたみになりにけむ
水漏らさじと結びしものを
どうしてこんなに、二人が逢うのが、難しくなってしまったのだろう
水も漏らすまいと、固く契りを結んだのに
語 句
定家本
狩使本
在原業平
藤原高子
伊勢斎宮
東下り
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