異 八 段 【H】
昔、男、女のうひ裳着けるを心ざして詠みてやりける。
あまたあらばさしはするとも玉くしげ
あけむ折々思ひいでなむ
(泉州本)
沢山お持ちになっているかんざしを、お挿しになることもあるでしょうが
くし箱を開ける時にはいつも、お贈りしたこのかんざしを見て私を思いだして下さい
語 句
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