第百二段
(
龍田河
)
・・・阿波国文庫本
〜
定家本
…
第百六段
むかし、をとこ、みこたちのせうえうしたまふところにまうでて、たつたがはのほとりにて、
ちはやぶる 神よもきかず たつたがは
からくれなゐのに みづくゝるとは
不思議なことの多かった、そんな神代でも、聞いたことがありません
龍田川の水を深紅色に、括り染めにするとは
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