阿波国文庫本


 阿波国文庫とは、阿波国(徳島)藩主蜂須賀家が、藩政時代(10〜13代藩主、1738〜1868)に収集した和漢典籍の文庫。屋代弘賢という学者が所蔵していた「不忍文庫」の書物などが遺贈されたもので、江戸末期には5〜6万冊というかなりの善本を集書していた。明治維新で散出・散失したが3万冊ほどが旧徳島県立図書館に移管された。しかし戦中の空襲で多くが焼けて消失し現存するのは518冊のみ。
 伊勢物語は現在、宮内庁書陵部所蔵となっている。定家本にある1章段(118段)をもたず、定家本にはない10章段(異段:1、2,3,9,13,14,15,17,18,19)を持っている
    以下は、阿波国文庫の134段に対応する定家版の章段。
1〜71、73〜7572、76〜81、異1
82〜87、89〜101、106〜108、102〜105、109〜113、
88、120〜125
、117、115、116、
異2、異3、114、119、
異15、異18、異19、異17、異14、異9、異13
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