異 9 段 【 I 】
昔、男がとても相手にしてもらえないような女を、恋い偲んで、
我が宿にまきしなでしこいつしかも
花に咲かなむよそへつつ見む
私の家に蒔いた撫子がいつ咲くのでしょうか
早く花咲けと、恋しい人の代わりに眺めています
(阿波文庫本)
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