第 106 段
昔、男が、親王たちがブラブラと遊び歩いていられる所にお伺いして、
龍田川
のほとりにて詠んだ歌。
ちはやぶる神代もきかず龍田川
からくれなゐのに水くゝるとは
不思議なことの多かった、そんな神代でも、聞いたことがありません
龍田川の水を深紅色に、括り染めにするとは
原 文
解 説
定家本
狩使本
在原業平
藤原高子
伊勢斎宮
東下り
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