第 41 段


解説


 初段の「女はらから」だけでなく、「むらさき」も共通しているので、初段のたたき台かも知れない。
 この姉妹のうちの一人は、身分の高い業平と結婚しているから、最初の妻・紀有常の娘だとすると、第百七段にあるように、恋の手練手管に通じていなかつた(妻の)妹と結婚したのは、藤原敏行であると考えられるが、敏行は卑しい身分の男性ではないから、これは創作であろう。当時の貴族の一面がよくとらえられている。



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