第3段
解説
古今和歌集の詞書にある
「弥生のついたちより、忍びに人にものら言ひて後に、雨のそほ降りけるに、詠みてつかはしける、在原業平朝臣」
の方が伊勢物語の詞書より合理性(同じ日の出来事)があることから、初冠本の成立は古今和歌集の成立以後であることが推測できる。
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