第 16 段


解説

 紀有常は、業平の最初の妻の父親で、業平にとっては十歳年上の義父である。伊勢・肥後・下野・信濃・周防などの各国の権守を歴任して、収入の不安はなかったようである。実名をあげて、没落する様を描いているのは、史実とは違うことを書いても作者にとっても差し支えなかったのだろうか。


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