第 101 段
解説
業平は、太政大臣になった藤原良房よりも、年齢も境遇もよく似た、今藤の花の下にいる藤原良近に近親感を抱いていたのであろう。藤原氏の繁栄を支えているのは、本当は陰に隠れている良近たちで、もっと陽の当たる所に出してもいいじゃないか、という意味を含ませている。
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