群論・伊勢物語 第72段
(伊勢斎宮要素_3)
昔、男が、伊勢の国に住んでいた女に、もう一度逢いたいと思っていたのに、二度と逢えないまま隣の国に仕事で行かなくてはならなくなってしまった。逢ってくれない女を男は大変恨んだので、女は詠んだ。
大淀の松は、いえ私は
辛い仕打ちをした訳でもないのに
ただ浦を見ているだけです
寄せては返る波のように
あなたは帰ってしまわれるのですね
群論・伊勢物語
(伊勢斎宮要素)
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