群論・伊勢物語第11段

(東下り要素_3)


 昔、男が、東国に行ったのだが、友人達に旅の途中から詠み送った。

忘れないで欲しい

  空の雲ほどに遠く隔たってしまっても

  空を進む月が巡り回って

  元の所に来る様に

  我々が再びめぐり逢うまで




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