【塩を焼く煙】
  海藻に海水をかけて、乾かして焼いて塩をとるときに出る煙。変化する煙は女、吹く風は男にたとえる。煙が女で、風が男なら、焼かれた藻塩のつらさは、恋の辛さそのものである。
  藤原定家の歌に「焼くや藻塩の 身も焦がれつつ」とあるように、この日本古代の製塩方法で採れた塩は、グルタミン酸ソーダとヨードを含むおいしい塩になる。また、塩化マグネシウムは焼くことによって酸化マグネシウムに酸化され湿気を吸わなくなり、イオン交換法で精製した純度が高いだけの現代の貧しい塩とは比べものにならないほど豊かな味がある。

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