【女をとかく・・】 女を口説くことにいた 
           ずらに時を過ごした。
【六月り望】  陰暦六月中旬の望月の頃で
         夏の真っ盛りである。
【瘡】      できもの。腫物。
【いまは何の心もかし】
       もう今はお逢いしてもよいという
       気持ちで、他に何の心づもりもな
       いのですが、でもちょっとまずい
       ことがございますという意。
【ころほひ】 時分。
【その人】  この男のこと。
【口舌】   文句をつけて争う事。口々に
        言い立てること。
【かへで】  初秋に紅葉した楓の葉。侍女
        に拾わせるのがしきたり。
【秋】     「飽き」をかける。
【かけて】  心にかけて。
【いひしながらも】
        言ったそのそのままにも。
【えに】   「江に」と「縁(えにし)」 
        をかけている。
【かしこ】  男の所。
【今日までしらず】
       居場所も知らず、今日まで女の
       消息が分からなかった。
【天の逆手】 呪いのときに手を打つもので、
         詳細は不明。「天の逆手を青
         芝垣に打ち成し・・」と古事
         記上巻にある。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送