【すまず】  交情が絶えること。「すむ」
        とは、女の元に通いつづけて
        情を交わすこと。
【男ありけれど】 別の男が通うようになった。
【女がたに】  女のほうに。        
【絵かく人】 染殿の内侍のこと。業平の二 
        番目の妻で滋春を生んでいる。
        手先が器用らしく、ボーイフンド
        の源能有からは染め物を頼ま
        れ、業平からは裁縫を頼まれて
        いる(大和物語の一五九・
        一六〇段)。  日常生活
       をテキパキこなしていく、気
       だてのよい女性だっただけで
       なく、宮中に伝わる先進的な
       女性の文化の担い手でもあり、
       『原・伊勢物語』の誕生にも
       大きな功績を残したのではな
       いかと考えられている、重要
       人物であると思われる。
【つらく】  相手の仕打ちが辛い。
【人をば】  女のこと。
【ろうじて】 皮肉る。
【秋の夜】  秋を今の男をさす。霧に対応。
        秋は「飽き」に通じる。
【春の日】  春を前の男をさす。霞に対応。
【千重】    数多く重なる。
【むかふ】  対抗する。
 

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