【岩根】 どっしりとした岩。
《歌》 二人の通い路の間には、険しい山が
幾重にも重なり続いて立ちふさがる
ように、つれないあなた、と恨んだ。
《類歌》「いわね踏み隔れる山はあらねども
逢はぬ日まねみ恋ひわたるかも」
万葉集・巻十(二四二二)。
「いはね踏み重なる山はなけれども
あはぬ日かずを恋ひやわたらむ」
拾遺集・巻十五恋五・坂上郎女。
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