【かの宮】 斎宮の御殿。
【すきごといひける女】 好色な話をした女で、
斎宮に仕える侍女。
【私事】 主人の意を伝えるのではなく、
彼女自身のこととして私的な歌。
【ちはやぶる】 「神」の歌枕。
【いがき】 斎垣。神社の周りの神聖な垣。
【いがきを越えぬ】 「法度を越える」の意。
身の破綻をもたらす。
《歌一・上句》斎宮に仕える身なのに、神の
垣を越えて身が滅びそうだ。
【大宮人】 「男」をさす。
【見まく】 「見むこと」の意。
《歌一・類歌》「ちはやぶる神のいがきも越
えぬべし 今はわが名の惜し
けくもなし」万葉集 巻十一
(二六六二)
【恋しくは】 「恋し」+「は」
《歌二》 男女の「恋の道」は神が禁じたもの
ではないという考え方。
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||