【狩の使】 宮中の宴会用の野鳥を鷹狩りで
       捕るために派遣した勅使。
【斎宮】  伊勢に赴き斎宮寮の内院に居住
       して、伊勢大神宮に奉仕する未
       婚の皇女や女王のこと。斎王。
【言】    言葉。命令。
【夕さり】  夕方。
【そこ】   斎宮の住む御座所の殿舎。特別 
      なもてなしである。      
【いたつきけり】 親切に世話をする。   
【二日】  男が泊まってから、二日目の夜。
【われて】 強いて。           
【使実】  正使。使者の中の長。他の一行 
       とは違う所に泊まった。この時 
       は、斎宮の寝所の一角にある屋 
       敷に泊まったのである。
【人をしづめて】 周りの人が寝静まるのを 
           待って。
【子一つ】   午後十一時から十一時半ごろ。
【丑三つ】   午前二時半から三時ごろ。
【いぶかし】  相手がどのように思っている
         かを知りたいと思う。
【わが人やるべき】男が人に後朝(きぬぎぬ)
       の文を持たせてやるのが普通。
【心のやみ】   分別をなくした心。
【今宵定めよ】 今晩おいでになって、決め 
          て下さい。
【いととく】    早く、もっと早く。
【国の守、・・・】伊勢国守と斎宮寮長官を 
         兼任する人。
【夜ひと夜】  夜通し。一晩中。
【酒飲みし】  酒宴をする。
【もはら】    少しも。一向に、全然。
【あひごと】  逢うこと。
【血の涙】   普通の涙が出た後で出る、血
         混じりの涙。
【盃の皿】  「盃の内側」、「盃そのもの」、
       「盃を載せる皿」などの説があ
       る。カワラケのざらざした素焼
       きの肌に歌を書くのである。
【えにし】 「江にし」に「縁」の意をかける。
【続松】   たいまつの消し炭。まだ薄暗
         い早朝だから、炭があった。
【逢坂の関】 京の東の逢坂山にある関で、
         伊勢に行こうとすると必ずこ
         こを通過しなくてはならない。
         ここを越えることは、男女が 
         また逢うことをいう。
【水の尾】   清和天皇の治世の時。
【文徳天皇の御女】 恬子内親王(「内」は女
          性を表す)。母は紀名虎
          の娘・静子で、惟喬親王
          の同母の妹。清和天皇の
          義姉。紀名虎の子の有常
          の娘は、業平の最初の妻
          だから、いとこである。
《ご案内》 
 斎宮歴史博物館 
  三重県多気郡明和町竹川五〇三
  〒五一五─〇三二五
  пZ五九六五─二─三八〇〇
 開館時間 
  午前九時三〇分─午後五時(入館四時半)
 休館日                 
  月曜日(休日は除く)         
  休日の翌日(土・日曜日を除く)    
  年末年始(一二月三一日から一月三日) 
 交通                  
  近鉄山田線              
   松坂駅より伊勢方面に近鉄普通電車に
   乗車。斎宮駅下車。駅より徒歩一五分。
   タクシー
   松坂駅から二〇分。
   伊勢市駅から三〇分。
   駐車場有。 
 近くに斎宮跡がある。結構広いのでゆっく
り散策できる。   
             

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